どうも。SuS(サス)と申します。
みなさんはマスタートラックには何のプラグインを挿していますか?
僕は今までは、とりあえずマスターは音圧系のプラグインだけを挿せばいいんだ。
と思っており、Waves Center(音に広がりを持たせる)、Waves Greg Wells Mix Centric(音が華やかになる)、L3(音圧を上げる)の3つを使っていたが、やっぱりまだまだ何か足りないと悩んでいました。
そこで、購入したはいいもののあまり使っていなかったWaves H-EQを何となくマスターに挿して遊んでいたら、
ってなったので、ご紹介してみようと思います。
素人の戯言だと思って見てみてください。
音源比較
とりあえず音源の比較を聴いてもらいたいと思います。
※モニタースピーカーで聴くと違いが分かりやすいと思います。
まずは、EQなしのもの。
H-EQなし
次にマスターにH-EQを挿したもの。
H-EQあり
どうでしょうか?
結構曲の印象が変わったと思いませんか?
EQなしの方は少しこもった感じ。EQありの方はすっきりして迫力がある印象になってないでしょうか。
H-EQの設定
ではH-EQをどのような設定にしたのか。こんな感じです。
かなり控えめにうっすらかけたました。いわゆる「ドンシャリ」に何となく近付けたような設定です。
ドンシャリとは、低音域と高音域を強調し、中音域を抑えたような音を指します。上のEQグラフを見たままですね。
EDMは言うまでもなくドンシャリサウンドだが、最近はポップスだろうがロックだろうが、ドンシャリに寄せている曲が多い気がします。
その影響なのか、僕はやっぱりドンシャリな音の方が心地良く聴こえます。
なので、クラックばかり聴くような人にとってはもしかしたら上の比較で「EQなし」の方が良いって思うかもしれないです。
ですが、トレンド的にはやはりEQありのようなドンシャリ音の方が良く聴こえる人が多いのではないでしょうか?
ということで、僕はこのような設定でEQを挿しました。
他のイコライザーと比較
僕はH-EQを使ったが、多分どんなイコライザーでも同様な効果が得られます。
試しに、他のEQのものと比較してみます。
まずは、WavesのQ10をこんな設定で。
Waves Q10
次にLogic内蔵イコライザーのChannel EQをこんな感じで。
Logic Channel EQ
いかがでしょうか。設定は今適当にしたものなので多少違いはあるかもしれないですが、上のEQなしと比べるとやはりすっきりして迫力が増したように感じます。
個人的には、H-EQが使いやすいし同時にアナライザーとしても使えるので気に入っています。僕は確か5000円ほどで購入しました。現在の価格は下記よりご確認ください。
リファレンストラック
そもそも「リファレンストラック」という言葉をご存知だろうか。
色々調べていると、この言葉にたどり着きました。
リファレンストラックというのは、「見本にする音源」のことを言うそうです。
例えば、見本となる曲を用意して、その音源を1トラックとして挿入する。
そして、マスターにスペクトルアナライザーを挿して、リファレンストラックと自分の曲の周波数分布を比べながらリファレンスに近付けていく。
みたいなことが常識的に行われているそうです。
プロもするそうです。
この記事で行ったEQ調整も、リファレンスとして現代のドンシャリサウンドに近づけようとしたという点では似たようなことをしているのかなと思いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。マスターにこんな感じでイコライザーを挿すというのが、定番なのかあまりそんなことしている人はいないのか。
それは定かではないが、試行錯誤の中、こんな方法もあったよ!というのを書いてみました。
ご自分の曲でも一度試されてはいかがでしょうか。
サンプルで使用した曲は下ののボタンより聴くことができますので、是非フルで聴いてみてください。
以上です。
自分は作曲してるわけではないのですが、
Logic pro xの初心者です。
何に使っているか?と言うと、若い
世代にはわからないと思いますが、
アナログのレコードを、USBインターフェース
からMacに入れてデジタルに
保存するやり方です。しかし、そのまま
入れてAIFFに書き出しても、CDなみの
音圧は稼げません。で、
OZON8で変換してから、書き出してますが、
ひとつ、広がりが足りないので
どうやれば、左右広がりをもてるか?
使い方がいまひとつわかりません。
何かおススメありますか?
おぞんX 様
コメントありがとうございます。返信が遅れまして、もうし訳ありません。
音の左右の広がりを出すのは難しいですよね。
僕も理想の広がりを実現できている訳ではないのですが、やり方としてはMS処理をするのが一番手っ取り早く効果的なのかなと思います。
具体的には、Waves CenterやMS処理ができるコンプレッサー(Waves Puigchild等)またはイコライザー(Waves H-eq等)を使えば、ある程度の広がりを持つことができるはずです。使いこなすのには、試行錯誤が必要ですが…
答えになっているか分からないですが、一つの手段として試されてみてはいかがでしょうか。