DTMで作曲する方法(歌モノ)を書いてみた(Part 3)

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どうも。SuSです。

前回の作曲の続きで、今回はパート3です。今回もまぁまぁ進みましたので、書いていきます。

記事を書く度に思うけど、この記事を見てる人はいるのだろうか?

まぁ最後まで続けてみようと思います。

 

前回のあらすじ

・曲のコード進行を決めた

・とりあえず曲の全体構成の完成

・とりあえずドラムとベース、ギターで全体完成

 

 

では行きましょう。

今回でどんな感じになったのかだけを知りたい方は、目次から「ウワモノを追加する」に飛んで、音源を聴いてみてください。

 

2番以降のメロを考える

曲全体の流れは決まったものの、2番以降のAメロ、Bメロ等がまだでしたので、それをこの1週間で決めました。

とは言っても、大体2番のメロは1番と同じか少しだけ変えることが多いように思います。

ですが、今回は2番のAメロだけはがっつりメロを変えてみようかなと思っています。

 

コードは決まっているので、前回の音源を車の中でエンドレスリピートをしながら鼻歌を歌いながら考えました。

 

メロが中々決まらないときはいつもそうやっています。

 

とりあえずコード進行を脳に送り続ければ何らかメロディが出てくるだろの精神で。

やっと決まりました。間奏〜2番のAメロまでです。

 

Bメロ、サビは1番と同じにするので、これで曲のすべてのメロができました。

それにしても、メロがピアノの単音だとなんとなくスーパーでよく流れているJポップのカバーのやつみたいでダサく感じますね。

余談ですが、あのスーパーのダサいJ-POPの音源はわざとダサくチープな音にしているそうです。
その方が客が気軽に買い物をしやすいそうで。

完全に余談でした。笑

 

曲をカッコよくするためのアレンジを施す

これからはこのダサい曲を少しでもかっこよくするための作業をします。

 

ドラムをアレンジする

ドラムに関しては、以下の3つを行います。

 

ドラムのリズムを再考する

まずは、最初適当に入れたドラムのリズムを考え直します。特にキックとスネアが良い感じのノリを出せているかという点を重視します。

当初から考えていた通り、AメロとBメロはもう少しゆったり、サビは激しめな感じにします。

盛り上がるところはハイハットオープンとクラッシュを強めにしがちですが、実はシンバル系はそんなに強くしない方が良い結果が得られることが多いです。

ただまぁ、この時点でベロシティを下げるよりは、ミックスの段階でフェーダーを下げたりコンプを使って対応した方がいいかも。

 

ベロシティを下げると、音質が変わってしまうような音源もあるので。僕が使っているBFD3もベロシティを変化させるとドラムの叩き方が変わります。

 

プロのバンドサウンドの音源を聴いてみると、意外とシンバルとかハイハットの音が小さいことが分かります。

 

ドラムに強弱を付け、ゴーストノートを入れる

ドラムもほぼベタ打ちだったので、ベロシティをいじって強弱を付けます。

あと結構重要なのが「ゴーストノート」です。「ゴーストノート」を簡単に説明すると、よく聴かないと聴こえないんだけど、意識せずとも「ノリ」と「グルーブ」を与えてくれる代物です。

ゴーストノートで簡単に追加できるのは「スネア」と「キック」だと思います。

 

裏拍子とかにベロシティをかなり小さくして置いてみます。こんな感じで。

 

これを要所要所に置いて、ノリを出します。

あまりやりすぎると不自然に聞こえかねないので、そこはちょうど良い塩梅で。

 

ドラムのフィルを入れる

ドラムでもう一つ重要なのがこの「フィルイン」と呼ばれるやつです。

フィルイン」とは、メロの繋ぎ目の部分とかに、スネア連打とかタムをいれたりするやつです。

 

言葉での説明が難しい。

 

フィルも曲をかっこよくするには重要だと思っていて、やっぱり意識するのは、「AメロとBメロの繋ぎ目」、「Bメロとサビの繋ぎ目」あとは「サビの中」とかですかね。

 

このフィルのパターンは結構考えるのが難しいので、既存の曲のモノだったり、ループ素材を真似するのも一つの手だと思います。僕はよく「Stylus」というドラムループ音源のプラグインの中に入っているサンプルを参考に考えています。

音も良いし、サンプルの数も多いので結構使えるヤツだと思いますので、気になった方は是非。

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僕はいつも、適当にタムとスネアでやり過ごしています。今回もしかり。

 

ドラムはこんな感じになりました。

以上の3つのアレンジをした結果の音源です。

 

ちょっとだけノリが良くなったように思います。やっぱりキックは重要ですね。

 

 

ベースのアレンジを考える

ベタ打ちのベースに息を吹き込む作業です。

やっぱり、ただ単純にコードを弾いているベースより、グイングイン動いているベースの方が

個人的にはカッコいいと思います。

具体的に何をするかと言うと、

ベースアレンジ
・ベロシティを整えて人間が弾いている感じに近づける
・スライドを入れる
・ルートだけでなく、少し動きをつける
・ミュート、プリング、ハンマリング、スラップ等を入れてアクセントを付ける

 

こんな感じになりました。

 

Bメロのスライドが少し不自然なので、ミックスの時に目立たなくさせるような処理をする予定です。

 

 

ギターのストロークを再考する

最初から決まっていれば楽なんですが、僕は後からやっぱり「こっち方が良いかな」みたいになることが多いので、何度も録り直しをしてしまいます。

先ほどできたドラムとベースに合わせて、ギターのバッキングを再考します。

 

じゃんじゃんじゃんじゃん」なのか、

じゃんじゃじゃんじゃじゃん」なのか。

 

あるいは、ブラッシング、カッティングを入れるか。

はたまた、無音(ギター無し)にするのか。

 

結構、ギターのストロークだけでも印象が変わってきます。

カッティングとかを入れるとノリが良くなりますね。

 

ちなみに、過去に記事にしましたが、ギターはLRにパンをふらして、2回録音するとよりステレオ感が出て良い感じになります。

 

こんな感じになりました。

 

Aメロの途中で入っている、「ふァ〜〜〜」って鳴っているやつは一回コードを「ジャーン」と鳴らして、その波形を逆転させることで実現しています。

波形の逆転の仕方はこちらのリバースシンバルの記事で書いているので、参照してみてください。

 

リードギターを入れる

リードギターはどこに入れるか毎回悩むんですが、Aメロ・Bメロ・サビにちょっとだけでも入れると良いアクセントになります。

コード進行に合わせて、もう一回「メロディ」を作るような作業になります。

これも、Aメロ、Bメロのようにまずは鼻歌で作ったりします。なるべく主となるメロとは被らないように。

今回はBメロにクリーン系、サビに歪み系のリードを入れました。

 

 

ウワモノを追加する

ピアノとかシンセとか、曲に合いそうな楽器をもう一つまたは二つ追加します。

この曲は、元々ピアノを入れたかったので、ピアノにしました。

 

ピアノはコード専用のトラック、メロ専用のトラックに分けています。何となくその方が考えやすいし、後々MIXでも融通が効きそうなので。

 

コードの方は決まっているので、ギターを弾きながら大体同じような音を一つずつ打ち込んでます。ここもピアノができれば弾いた方が早いんだけど僕はできないです。

 

メロの方はかなり悩みます。リードギターと同様に別のメロをまた考えなければいけません。

 

中々しんどい。

 

イントロのメロも考えたので、かなり時間が掛かりました。

こんな感じになりました。

 

ミックスも何もしてなくて、ただ音を全部重ねていっただけなのでちょっとモコモコしています。

後、ボーカルのメロもピアノで作っているのでどれがどれかわからないかもですね。申し訳ないですが後ではっきりするはずなので、ご了承ください。

 

さいごに

今回で、結構良い感じに仕上がってきたと思います。

ここまで来ると、歌入れが結構楽しみになってきます。

早く歌詞を完成させないと。

 

今8割程完成しました。

 

本記事ですが、全てを隈なく書くことは難しいので端折っちゃった部分もあるんですが、曲作りにおいて重要だと思った点は全部書いているつもりです。

もしここもっと知りたいとかあれば、コメントでもお問い合わせのメールでも良いので言ってもらえれば分かる範囲で回答します。

それでは、また次回。

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