【DeEsser】「ディエッサー」の使い方と注意点

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どうも。SuSといいます。

今回はボーカルトラックによく使われる「ディエッサー」というプラグインについてレビューしてみたいと思います。

この記事ではWavesDeEsserというプラグインを使用するので、そちらの使い方も少しだけ触れます。

ではいきましょう。

 

ディエッサーとは

まず、ディエッサーとは何か。

簡単に言うと、ボーカルを録音した時に発生する歯擦音を抑えるものです。歯擦音とはサ行タ行などを発声するときの歯の隙間から漏れる音です。

僕はこれを聞いたとき、

 

それって必要な音なんじゃないの?

 

そう思いました。

 

が、色々調べて分かりました。

 

歯擦音は必要な音なんだけど、まれに耳が痛いほどの歯擦音があったり、ちょっと歯擦音が目立ちすぎて不快に感じる時があるので、それを抑えるためにこのディエッサーを使います。

特に個人的に思ったのは、ボーカルトラック一つだと特に問題はないんですが、トラックを重ねたりコンプで持ちあげたりすると歯擦音が目立つようになってしまう時が結構あります。

そういうときには必須のプラグインだなという感じがしました。

というわけで、音源を元に解説してみます。

 

 

 

ディエッサーの効果

ディエッサーのプラグインを使う前に元の歯擦音を確認してもらいます。

※ モニターヘッドフォンで聴くと分かりやすいかと思います。

 

自分の曲で恐縮ですが、こちらがディエッサーを使っていないバージョンです。

分かりますかね?

立ち尽くした」という部分の「ちつくし」がかなり歯擦音が強調されているのが分かるかと思います。

普通に聴いていても少し気になりますよね?

 

これは録音した直後のトラックだと全く問題なかったんですが、コンプを掛けたりダブルトラックにしたり・・・とやっているうちに歯擦音まで強調されていることに気づきました。

 

次に、Wavesの「DeEsser」を使用した場合。

 

どうでしょうか?

結構深めに掛けたので歯擦音は必要最低限のレベルくらいにはなったかと思います。

このような効果を得るためにディエッサーが必要だということです。

 

 

DeEsserの使い方

一応ここで使用したWavesのDeEsserの使い方を書いておきます。

使い方と言っても超簡単です。

DeEsserを開くとこのような画面になると思うので、「Threshold」というパラメータを下げるだけです。

 

他のパラメータは恐らくあまり触る必要はないかなと思います。

 

DeEsser単体でも購入できるので、以下より現在の値段を見てみてください。

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ディエッサー使用時の注意

ディエッサーの必要性は理解できたかと思いますが、ディエッサーを使う際は注意点があります。

それは、「歯擦音が気になる箇所以外はあまり掛けない方がいい」ということです。

歯擦音を抑えるということは、イコライザーでいうと高周波数帯をカットするということと等しいので、意図しない箇所にそれが掛かってしまって音質が変化する場合も考えられます。

なので、僕はオートメーションを使って「Threshold」の掛け具合を部分ごとに指定しています。

 

これはかなりめんどくさい作業ですが、全体に同じ量のThresholdを掛けた時にやっぱり音質が変わる気がするので毎回やっています

 

こんな感じで。

 

Logicでのオートメーションの掛け方はこちらの記事で詳しく書いています。

 

まとめ

以上、ディエッサーの使い方と注意でした。

細かいことかもしれませんが、こういったことの積み重ねが重要なのかなぁと思っています。

注意点に関しては僕が個人的に感じたことですので、見る人によっては「いや、そんなことしなくていいだろ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんので、実際にご自分の曲で試されてみるのが一番だと思います。

 

本記事で使用したサンプルはこちらからフルで聴くことができますので、是非聴いてみてください。

では。

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