どうも。SuSといいます。
ボーカルのトラックを作成した後、「何かこれだけじゃ寂しいな」と思ったり「もう少し音に厚みが欲しいな」というときは、ハモリを追加する場合があると思います。
そのやり方として、’ハモリトラックとして録音する’というやり方と、’ピッチ補正機能でハモリを作る’というやり方があると思います。
初心者の方にとってはどちらが良いのか分からないですよね?
僕もそれが分からず、結局両方試してみましたので、参考にしてみてください。
結論を先に書くと、僕的にはピッチ補正機能を使ってハモリを作った方が良いです。
詳細を書いていきます。DAWはLogic Pro Xを使用しています。
ピッチ補正とは
まず、ピッチ補正とは何か。「ピッチ」というのは「音程」を指します。つまり、音程を自由に修正する作業のことをピッチ補正と言います。
Logicのピッチ補正は、こちらの記事で詳細に解説しています。
比較してみる
元となるメインボーカルはこんな感じのものです。下手なのは見逃して下さい。笑
※オケはボーカルが分かりやすいように最低限のボリュームにしました。
ハモリなし
これにハモリを追加します。
まずは、ちゃんと歌って録音したハモリです。
生歌ハモリ追加Ver
次に、メインボーカルをコピーし、ピッチ補正機能を使って作成したハモリを追加したものです。(生歌ハモリはミュート)
ピッチ補正ハモリ追加Ver
いかがでしょうか。生歌の方はどうしてもメインボーカルと比べて、音程がフラついたり音の長さがズレていたりしています。
一方でピッチ補正で作った方は、安定して聴きやすいように思える。
まぁその理由は単純で、ピッチ補正で作ったハモリの方が、「抑揚とか歌い方とか声質」がメインボーカルと完全に重なるからです。
なので、「キレイ」「聴きやすい」「単純に音の厚みを出したい」というときはハモリトラックはピッチ補正に任せた方が良いと僕は思います。
ただし、ピッチ補正をする分音質は劣化し補正すればするほど機械のような声に近くため、ピッチ補正でハモリを作る場合は、3度程度のハモリに限ると思います。また、アナログ感というか生録音感を全面に出したいときなども、録音の方がいいと思います。
プロはどうしてる?
プロも恐らくCD音源を聞く限り、単純なハモリはピッチ補正で作っているパターンが多いと思われます。
まとめ
僕は最初は録音でハモリを作成していましたが、ピッチ補正の方法を知ってからは録音する気が失せました。笑
何故なら、僕みたいな歌が下手な奴はハモリを録音して、さらにそのハモリのピッチも補正しなければいけないからです。
なので、この記事ではトラック製作においてはピッチ補正でハモリを作る方が良いと結論づけます。
サンプル音源は以下で聴くことができますので、是非聴いてください。ボーカルにはかなりエフェクトを掛けているので全然違うと思いますが。笑