どうも。SuSです。
いきなりですが、ワウってご存知ですか?
そうです。あのお洒落な感じを演出できる音です。
こんなやつです。

僕はこのギターの「ワウ」の音が大好きなんですが、DTMで良い感じのワウを表現できるのかという点に疑問を抱いていました。

でも、Amplitube MAXを購入した後、色々触っているとエフェクターの中に「Wah」というのがあったので試したところ、意外と良い感じにできることが分かったので、ご紹介したいと思います。
他のアンプシミュレーターでも再現できると思いますが、ここではAmplitubeを使います。
自分の曲を使ってご紹介したいところなんですが、いい感じのワウが入った曲はまだ作れていないので、上のLucky Tapesの「Gun」という曲を使ってご紹介しようと思います。

では、いきましょう。
■ 目次
この記事での完成形(ワウのビフォーアフター)
Gunのイントロの触りだけですが、ギターで録音しました。
まずは、ワウが入っていないバージョンです。
ギターだけじゃ少し寂しかったので、ドラムとベースも追加しました。
Gunイントロ ワウが入っていないVer
まぁギターの下手さは大目に見てやってください。笑
次にワウを入れたバージョンです。
Gunイントロ ワウを入れたVer
どうでしょうか?
上に挙げた本物のGunには遠く及ばないにせよ、まぁ及第点はあげられるんじゃないでしょうか。
これはミックスは一切していないので、もう少しコンプやEQ、オートメーション等を駆使すればもう少し本物に近づける気がします。
この音で良いので再現したい!と思われた方は、次にお進みください。
Amplitube でのワウの作り方
ワウの作り方はすごく簡単です。
簡単に概要を説明しますと、こんな感じです。
- 音色を決める
- エフェクターに「Wah」を追加する
- WahのパラメータをDAWのオートメーションとリンクさせる
- DAW側でWahのパラメータのオートメーションを書く
順番に説明します。
Amplitubeの基本操作や音作りはこちらの記事でご紹介しています。
音色を決める
まずは音色を決めます。お好みの音色を選ぶまたは作ってください。
ここでは、適当にFenderの「’57 Deluxe」というアンプを選びました。

Amplitubeのエフェクターに「Wah」を追加する
エフェクターにWahを追加します。
「Stompタブ」の中の「Empty」を押して、「Fender → Wah」を選択します。

ワウが出てきました。

ワウのパラメータをDAWのオートメーションとリンクさせる
次にワウのパラメータ(ワウペダル)をDAW側で自由に変更できるようにするために、リンクさせる必要があります。
ワウのペダル部分を右クリックすると「Assign Automation」が出てくるので、「Wah → Param1」と選んでやります。

僕はLogic Proを使用していますので、上の画面のようになりましたが、他のDAWだともしかしたらちょっと違うかもしれないです。

で、Paramを選んでやればリンクは完了です。
もし、ワウペダル意外もオートメーションを書きたいと思った場合は、そのパラメータを直接右クリックしてやれば、同じように設定できます。
DAW側でワウのオートメーションを書く
ここまで来れば、後はいつもやっているオートメーションを書くだけです。
これはDAWによって異なると思いますので、ご自分のDAWに合わせて、行ってください。
Logicのオートメーションがわからない方はこちらの記事をご参照ください。
Logicの方はこんな感じになります。
先ほど、ワウペダルをParam1にリンクしたので、それを選択します。

後は細かくワウを書いてやるだけです。

コツとしては、数値が低いと音がこもった感じになるので、そこから一気に数値を上げてやるみたいな箇所をたくさん追加すれば、まぁまぁ良い感じになると思います。
そこはご自身の感覚、センスで設定しましょう。
まとめ
Amplitubeでのワウの作り方を解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。
実はAmplitubeにはこれ以外にもワウの種類があったりするのですが、僕的にはこの「Fender」のワウが一番良かったのでご紹介しました。
恐らくですが、Fenderのアンプやエフェクターは「Amplitube MAX」でないと使えないので、購入の際はご確認してください。
現在の価格はこちらから確認できます。
時間があれば、他のワウについても書いてみようかな。
以上です。