DTMにおけるギターの「フィードバック」の作り方

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どうも。SuSといいます。

今回はギターのフィードバック音をDTMで表現するやり方について書いていきます。

ギターをやったことがある方なら「フィードバック」と聞いて分かると思いますが、知らない人もいると思うので、簡単に説明すると、ギターを弾かずにアンプに近付けると「フォーーン」みたいな音がするやつです。

人によっては「キーーン」とか「ファーーー」とか「ギュイーーン」とか表現されます。笑

有名どころで言うと、BUMP OF CHICKENの「天体観測」の曲の入りの「ファーーー」ってやつです。

 

何となく分かりますよね?

 

この記事では、そのフィードバック奏法をDTMで表現する方法を書いていきます。

ではいきましょう。

 

フィードバックのやり方の選択肢は?

まず、フィードバックのやり方の選択肢としてどんなものがあるかを列挙します。

実際にギターとアンプを用意して録音するやり方はDTMerにとってあまり現実的でないため、除きます。

 

でかいアンプが家にある人はあまりいないですよね?

 

フィードバックやり方
  1. アンプシミュレーターを使う(この記事ではAmplitube)
  2. Omnisphereを使う
  3. フリーの音源を見つける

ひとつずつ見ていきます。

 

 

アンプシミュレーター(Amplitube)

まずはアンプシミュレーターを使うやり方です。

Amplitubeと限定しなかったのはきっとそれ以外にもフィードバック用のエフェクターが入っているアンプシミュレーターがあるだろうと思ったからです。ご自身が持っているアンプシミュレーターで調べてみて下さい。

ここでは、Amplitubeの「Feedback」というエフェクターを使って実際に作ってみたいと思います。

DAWはLogicを使います。

 

まずは、DAWを立ち上げて、オーディオトラックを用意し、録音します。

適当に1弦15フレットの「」の音をピックで一回鳴らしてこれでもか!と思うくらい伸ばします。

 

音は何でもいいです。ここでは後述のOmnisphereと比較するために「」を選びました。ただし、高音が望ましいと思います。

 

プラグインにAmplitube4を立ち上げて、適当に歪み系のプリセットを選びます。

 

Stomp A」を押し、下のプルダウンボタンから

 

「Amplitube」→「Distortion」→「Feedback」を選びます。各つまみはお好みで。

 

ここまでした場合の音を聴いてみます。

 

これだけではフィードバックっぽくはないですね。

ここで、少し細工をします。

キーボードの「i」でインスペクタウィンドウを表示させ、「逆方向」にチェックを入れます。

 

すると、波形が反転します。Logic以外のDAWでも反転するやり方はあるはずなので、分からない方は調べてみてください。

 

音はこんな感じになります。

 

結構フィードバックっぽくなりましたね。

ただ、後半部分の音が綺麗すぎますね。

なので、ノイズだけのトラックを足します。

「Command+D」で全く同じトラックを複製して、次は同じ「ソ」を抑えながらピッキングせずにノイズだけを録音する。

 

これで、完成です。ノイズの音量はお好みで調整してください。

 

 

結構いい感じじゃないですか?

 

Amplitubeは結構おすすめなので、持っていない方は是非検討してみてください。

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Omnisphere2

次にOmnisphere2です。

僕はこのソフトを購入した後に、「どん底からのDTM生活」さんのこちらの記事を見て、OmniでFeedBackの音源があることを知りました。とても参考になりました。

http://project-dtm.blogspot.com/2011/10/spectrasonics-omnisphere.html

 

ここでは、OmnisphereのFeedbackを使って実際にどんな音が出来るのかを音源を載せて書いていきます。上のAmplitubeと比べてみてください。

 

まずは、ソフト音源のトラックを用意して、Omnisphere2を割りあてます。

Omnisphereを開いて、「Lovely」と検索欄に打ち込んでください。すると、「Lovely Guitar Feedback」が出てきます。

 

omniはプリセットが多すぎて、探すのに結構苦労します。なので、Ratingで星5つにするなどして目印をつけるのが良いと思います。

 

やり方は打ち込むだけです。Amplitubeと合わせて、「」の音にします。が、実際聴いてみると半音ずれていたりするので、音を聴きながら打ち込まないといけません。ここでは「ソ#」を入れてます。

 

これだけです。

では聴いてみましょう。

 

めちゃくちゃリアルじゃないですか?

シンセでここまで再現できることに感動を覚えました。

ただ、欲を言うとちょっと綺麗すぎるかなと思ったので、適当に歪みを増やすために、Wavesの「OneKnob Driver」を追加してみました。こんな設定で。

 

 

歪みが増していい感じになりました。

Omnisphere2もかなりおすすめです!

 

ただ、値段が高い!

 

 

 

フリーの音源を見つける

これは、「ギター フィードバック フリー音源」とかで調べると、個人でフリーの音源を配布している方がいたりするので、そちらからありがたく頂戴しましょう。

ただし、この場合は、フィードバックのピッチが限定されるので、自分の思い通りのピッチの音源があるとは限りません。

 

ピッチ補正でなんとかなるか。まぁでもあまり自分の思い通りの音には出会ったことはありません。

 

 

フィードバックってどんな場面で使うの?

フィードバックってどんな時に使うんだろう。

プロの曲を聴いていると、やっぱり曲の出だしによく使われている気がする。

あとは間奏とか曲の2番とかでも使われている。

まぁカッコよければどこでも良いんでしょう。(適当)

個人的には、フィードバック中はベースを無しにするのが好きです。

僕の曲でもOmnisphereを使ってフィードバックを入れているので、良かったら聴いてみてください。

 

2番のAメロでフィードバックを使っています。

 

 

 

まとめ

DTMにおけるギターのフィードバックのやり方を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。

この他にも選択肢はあるはずなので、色々試してみるのもいいかもしれません。

ただ、筆者のおすすめはやっぱりOmnisphere2のフィードバックですね。

MIDIで作れるので、ピッチも思い通りなので作りやすいです。

以上です。

 

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