こんにちは。SuS(サス)です。
DTMをしていると問題がたくさん出てくる。
解決できるものもあれば、出来ないものもある。できれば、解決できないままでいるのは避けたいところだ。
ちょっとDTMあるあるを言いたくなったのでここで吐き出させてほしい。
これは完全にあるあるだ。この記事を見ているあなたもうんうんと頷いているに違いない。
宅録とはいっても、やはり近隣の住民に迷惑を掛けることだけは避けたい。家族にも迷惑だし、聞かれたくない。その一心で布団にもぐりこもうと思ったのだ。周りを考慮した至極真っ当で平和的な思考なのだ。
しかし、当然上手く録音できるはずがない。そりゃそうだ。マイクは雑音を拾いまくる。あんな体勢、こんな体勢を試みるが、布団とマイクを触れさせずに歌うことなんて不可能なのだ。
そもそもそんな変な体勢で上手く歌える訳がない。ちょっと考えれば分かるだろ?
…なんて自分に腹が立った経験ありますよね?笑
本記事では録音に使える場所を候補としてどんなところがあるかを僕の経験も踏まえて考えてみたので、ご参考になれば幸いです。
レコーディングスタジオ
最初に思いつくのはやはりここで、一番良いのは間違いなくここだ。
レコーディングをする環境が完璧にそろっている。部屋の音響もちゃんと録音仕様になっている。器材も借りられたりするらしいので、もう最高だ。
でも、初級者にとってはこれがまた敷居が高い。
- 店員に、何か難しい用語を使われたらどうしよう。
- どんな曲作ってるんですか?とか聞かれたらどうしよう。
- 他の利用者に一人でいるところを見られるのが怖い。
色々な不安が頭をよぎる。
僕のように、人と関わりたくない症候群の方ならその不安をわかってくれるはずだ。笑
まぁそれはさておき、このレコーディングスタジオだが、コスパ的にはどうなのか。
調べてみると、ピン切りみたいだが、安いところで大体1時間1000円とかそれぐらいだ
レコーディングはめちゃくちゃ時間がかかる。
それは人によりけりだとは思うが、僕の場合は3~4時間は優に超える。しかも後でそれを編集するのだが、気に入らないときはもう一回録音し直しとかも結構ある。
それを考えると、やっぱりコスパはあんまり良くはないように思える。まぁでも、お金を気にしない人はスタジオ一択だろう。
後はほんの少しの勇気だけだ。笑
カラオケボックス
これも結構みんなが考えつくところだと思う。僕も実際に何度かカラオケで録音を試みたことはある。
結果としては、一応録音はできた。
ただ、やっぱり雑音が気になる。コンデンサーマイクでの録音だったため、ノイズを拾いまくるのだ。防音室とはいえ、部屋の外のBGMだとか隣の歌声だとか…
コンデンサーマイクとはこんなやつです。
客が少ない深夜の時間体を狙ったのだが、それでも客は一定数はいる。
隣に「うるさいんじゃ!出てけ!」
とは言えないし。笑
そこで、朝ならどうだ?と思ったが、朝は営業時間外のカラオケ店が多かったので無理だった。
ではコスパとしてはどうか。
1時間600円とか500円とかなので、まぁ悪くはない。ダイナミックマイクでの録音なら使えなくもないかな。という印象だった。
まぁそれでもやっぱり隣の部屋の人に殺意を覚えることは確定ではあるが。笑
ダイナミックマイクはこんなやつです。
漫画喫茶(カラオケありの)
普通のカラオケ店が朝やってないので、じゃぁ漫画喫茶ならいけるのでは?
と思い、試してみた。
結果的には、これがなかなか良かった。
やはり朝にカラオケをしようと思う人は少ない。気になるのは部屋の外のBGMだけだ。
ちょっとだけBGM下げてもらっていいですか?
と店員に聞いたら、不思議そうな顔はされたがそんなことはどうだっていい。こっちはノイズを拾わないことに命を掛けてるのだ。他の客もいないのだから問題ないだろう。
両サイドの部屋に客がいない。外のBGMも小さい。最高の環境で録音することができた。
これは完璧だと思い、毎週のように漫喫に行っていると、やはり強者はいるものだ。朝から子供を連れた家族がいるではないか。
そうか。確かに子供とカラオケに行きたいと思った場合は夜は無理だしな。と感心している僕をしり目に子供のキーキーといった金切り声。
結果は、最悪だった。録音どころではなかった。何の罪もない子供にまで殺意を持ってしまった。笑
「カラオケで録音を試みると、殺意が芽生える」
これもあるある認定だ。笑
冗談はさておき、肝心のコスパは?
僕が行っていたところは3時間で1300円とかだったので、かなり安い方だ。コスパは良いと思う。
デメリットとしてはあたり外れがあるところと、朝なので声の調子があまりよろしくないことだ。笑
まぁでも客さえいなければこっちのもんって感じです。
文化センター的なところ
僕は最終的に、ここに辿りついた。「文化センター的なところ」と書いたのは住んでいる県によって色んな名称のものがあるからと、場所を書いてしまうと僕の住んでいる地域が特定されるからだ。笑
別に特定されても問題はないが、一応だ。ご容赦頂きたい。
僕はその文化センター的なところで、深夜に小さな多目的スペースを借りている。深夜であれば、誰もいないので迷惑を掛けることもない。
たまに深夜に予約が入っているが、事前にそれはわかるので、そういう時は日を改めている。もちろん誰もいないので雑音もなく、最高の環境だ。のびのびと録音作業に集中できる。
肝心の値段だが、僕が利用しているところは3時間で600円くらいという鬼コスパなのだ。
そこを知って以来、特に大きな問題もなく録音させて頂いている。不都合な点はやはり深夜に限られるところくらいだ。
あとは、「俺は深夜にこんなところで一人で、何をしているんだろう」という虚無感との戦いだ。笑
一度、住んでいる場所でそういうところを探して見ると意外とあると思う。
簡易防音室(’2019 07月 追記)
しばらくは上記の「文化センター的なところ」で録音していたんですが、やはり一々録音のために大荷物を持って外出するのは面倒だ。
録音の質的にも、それ用の部屋では全くなかったために反響音をガッツリ拾っていたので、決して良い音で録音できているとは言えませんでした。
その不満が募りに募って結局、「簡易防音室」という部屋におけるタイプのものがあることを知り、購入しました。
いろいろ試行錯誤はしましたが、結果的にこの簡易防音室には満足しています。ただ、値段はめちゃくちゃ高いです。
僕が購入したVERY-Qの詳細は以下の記事に書いてありますので、ご興味のある方は参照してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。参考になったかは分からないが、一応候補としてはこのような場所があるというのを書いてみた。
結論としては、こうです。
- 一番良いのはレコーディングスタジオを借りること
- ただし、お金がなかったり恥ずかしかったりした場合は文化センター的なところを探す
- 最悪、漫喫のカラオケ
- お金は掛かるけど、簡易防音室と言う手段もある
以上です。