どうも。SuSです。
この記事はタイトル通り、僕がまだ初心者で自分の曲の音圧の低さに愕然としていた頃から今現在に至るまでの約1年半の間で、魔法のように曲の質が上がったと思ったプラグインや技をまとめてみたいと思います。
ということが多々あったので、初心者の方の参考にでもなればと思います。
ちなみに、こんな曲を作るような奴が書いた記事です。
参考までに聴いてみてください。
このレベルの音なら作れるよって思った方は、以下に進む必要はないと思います。笑
プラグインだけではなく、基本的な技術も含めて書いていきます。
ではいきましょう。
Waves L3
まずはこれです。こいつはDTMを始めた人が必ず通るであろう「音圧」の問題を一瞬で解決してくれます。
個人的な感想では、市販の音圧レベルが100だとしたら、L3を使うだけでも80までは持っていける。
そんな魔法のようなプラグインです。
今は、L3以外にも良さそうなリミッタ-プラグインが結構あるなぁと目移りしがちな時期に差し掛かっているが、今後これを初めて挿したときの感動はなかなか超えられないと思う。
L3はWavesのPlatinumバンドル以上に入っています。Goldには入ってないのでご注意を。
音源の比較はこちらの記事で行っていますので、参考にしてみてください。
ボーカルのダブルトラック
これは、ボーカルに限った話ではないが、同じフレーズを2トラック分録音する技ですね。
実際にやってみて、ボーカルの声がかなり太く、迫力のあるサウンドになり感動したのを覚えている。
これの肝は、全く同じトラックを重ねるだけではこの効果が出ないというところだと思います。
例えば、2回録音するのが面倒だからといって、トラックをコピーして増やしたとしても、少しだけ音量が上がる程度の変化しかありません。
ピッチ補正機能を使えば似たようなことはできます。
こちらに詳しく書きました。
あとは、プラグインに頼るのも一つの手ですね。
「Waves Doubler」はダブルトラックを簡単に実現できる優秀なプラグインで、これも初めて使ったときは感動しました。
是非、チェックしてみてください。
ピッチ補正でハモリを作成
これは、僕がボーカルのハモリトラックを録音したあとにピッチ補正をしていて、
と、ちょっとうんざりしていたときに出会った技でして、メインボーカルのトラックをコピーして、それをピッチ補正機能でずらすことでハモリを作成するというものです。
本来は、ちゃんとハモリも録音した方がいいのだろうけど、僕のように歌が下手な奴だとコピーして作ったハモリの方が結果的に耳馴染みが良くなることすらあるので、これは試さない手はない技術だと思いました。
音源の比較はこちらの記事で詳しく書いてあります。
Waves Center
これは、L3で音圧レベルを80(個人的基準)まで持って行ったあと、残りの20はどうやって上げようかと考えていたときに出会ったプラグインでして、これをマスターに挿すだけでMS処理(音をセンターとサイド成分に分ける)ができ、音圧を上げることができるという情報に出会い、すぐに購入しました。
結果としては、僕の体感ではL3とCenterを組み合わせることで、音圧レベルは90まで持って行けたと思っている。
きっと残りの10はイコライジングとかコンプレッサーとか、ミックスにおいて一番専門的な技術が必要と思われる部分で埋めてくんだと思われます。
まぁそれでも、これだけでかなりプロの音圧に近づくことができるのでとりあえずは満足しています。
Centerの比較はこちらで行っています。
センドリターン
これは、かなり基本的なところですね。
ただ、僕は最初はこの機能を、「ひとつのプラグインを複数のトラックで使えるってだけの便利機能でしょ」ぐらいにしか思っておらず、一切使っていなかった。
が、リバーブプラグインのソフトの重さに気づいた頃、その考えは変わりました。
複数トラックにリバーブを直接差し込んでいるとがっつりCPUを食ってしまうので、DAWの動作が遅くなってしまうことが多々あります。それをセンド・リターンを使うことで解消しようということです。
しかも、センド・リターンで同じリバーブを使った方が、曲にも一体感が生まれます。
詳しい解説はSleepFreaksさんのこちらの記事で解説されてます。
これを知っているのと知らないのではやはり差が出ると思います。
マスタートラックにイコライザ
これは、「何を当たり前のことを」と思われる方もいると思いますが、恥ずかしながら僕はミックスの段階でイコライジングは完了していると思っていたため、マスターにイコライザーを掛けるなんて考えもしていなかったんです。
そんな訳で一応それを知ったときは結構衝撃だったので、書きました。
こちらも音の比較を行っております。初心者の方には結構参考になるかもしれないです。
Waves RVox
これはWaves定番のボーカルに掛けるコンプレッサーです。
何が感動したかって、操作の簡単さですね。
Wavesのコンプレッサーはこれ以外にもただスレッショルドを下げるだけで絶大な効果を得られるプラグインが結構あるんですが、その筆頭がこのプラグインだと思っています。
ボーカルの音質を損なわず、単純に前に出したいときに重宝します。
これもPlatinum以上のバンドルに入っているやつです。
Waves Gregwells MixCentric
これはまさに魔法のようなプラグインでして、マスタートラックに挿すだけで「良い感じ」にしてくれます。
良い感じというのは、音質が「クリアになる」、「煌びやかになる」というようなニュアンスです。
掛け過ぎると耳に痛い成分が多くなってしまいますが、適度に掛ければあなたの曲が「良い感じ」に聴こえるようになることは間違いないと思います。
これもパラメータひとつを触るだけで効果を得られます。
このプラグインのレビューはこちらで書いています。
Waves CLA Vocals
このプラグインは色んなブログで絶賛されていたので、購入してみました。
評判通り魔法のようなプラグインでした。
簡単に言うと、このプラグインひとつでボーカルに「音圧」、「ショートディレイ」、「リバーブ」等を加算できるので、かなり華やかになります。
こちらのバンドルに入っています。単体でも購入できるので、確認してみてください。
詳細はこちらでレビューしています。
ギターをステレオ2トラックに
この技も初めて知ったときは感動しました。ボーカルのダブルトラックと似ているんですが、同じフレーズのギターを2トラック録音して、ひとつはPANを「L」に全振り、もうひとつは「R」に全振りにするというものです。
これでギターの音がかなり豪華になり、ステレオ感が増します。
こちらの記事で音源の比較をしています。
簡単に済ませたい場合は、センド・リターンでDoublerに送るっていう手もあります。
BFD3
リアルなドラム音源です。
バンドサウンドを作るならまず最初に買うべきものだと思います。
DAW付属のドラム音源との違いに感動すると思います。
レビューはこちらの記事でしています。
Trilian
リアルなベース音源です。
これは、バンドサウンドに限らず、どんなジャンルのベースにも対応できるくらい音色が多いし、良い音です。
レビューはこちらの記事でしています。
Amplitube MAX
ギターのアンプシミュレーターって何を買ったら良いか迷いますよね?
僕的には色々試した結果、Amplitube MAXが一番良いと思いました。
とは言っても、そこまで「感動」する程の音は手に入れられませんでしたが。
生のアンプから録音する音とアンプシミュレーターでは2022年現在ではまだまだ差があるのかなぁというのが個人的感想です。
それでも、個人的にAmplitube MAXの音は一番リアルで良いのかなと思います。何より音色の数が圧倒的に多いです。
ギターの定番アンプの「Fender」とか「Marshall」をシミュレートしたアンプがこのAmplitube MAXに入っているというのも嬉しい。
「MAX」を強調しているのは、Amplitubeには「Amplitube 4」と「Amplitube Deluxe」と「Amplitube MAX」があって、定番のFenderとかが入っているのは「MAX」だけだからです。詳細は調べてみてください。
ちょっと高額ではあるが、これがあればとりあえずギターの音には困らないレベルだと思うのでおすすめです。
まとめ
以上、僕が使ってみて感動したプラグインと技をご紹介しました。
今後も感動したものがあれば、随時更新していく予定ですので、よろしくお願いします。
また、今後も色々な曲を作りその曲に使用したプラグインの詳細等の情報も書いていく予定ですので、そちらも是非見てみてください。
以上です。
以前ナイトラインという名前で質問させて頂きましたソロと申します。その節はありがとうございました。この記事にもありますようにcenterが使えること、音圧アップのためのあとひと押しが難しい事など自分のことのように読んでいました。他にも工夫されている事がありましたら是非記事にしていただきたいと思います。私自身はDTM歴がまだ短いですが、先んじてやられている方のブログには本当に助けられてますし交流も持っていきたいと思っています。
またよろしくお願いします。
ソロ様
コメント誠にありがとうございます。
僕もまだまだ未熟すぎるぐらいですが、自分なりに感じたことを今後も記事にしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
お互い、さらに曲のクオリティを上げられるように、頑張りましょう!
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